登山初心者向けおすすめ - 近畿 - 御池岳・鈴北岳

トップ > 近畿地区 > 御池岳・鈴北岳

滋賀県 御池岳(おいけだけ) 1247m・鈴北岳(すずきただけ) 1182m 2006/05/03

登山初心者向けおすすめ 滋賀県御池岳・鈴北岳

【期間】

2006/05/03(水)

【歩行時間】

5時間20分

【場所】

滋賀県 御池岳(1247m) 鞍掛峠ルート
標高差約620m
鈴鹿周辺の宿泊

【天候】

【人員】

管理人

【装備】

28Lザック、コンバーチブルパンツ、ダクロン長Tシャツ、レインウェア、化繊シャツ、麻帽子、ストック、登山靴、手袋、デジカメ(Li乾電池)、お茶1.0L、双眼鏡、ナイフ、コンパス、コッヘル、ストーブ、非常セット、水0.8L、カップラーメン1、おにぎり1、予備食、ヘッドランプ、スパッツ、オーバーグローブ、手ぬぐい

【行程】

いつも自宅から眺める鈴鹿である。天気が良くないとたいていガスの中である。
アプローチが至近距離であるにもかかわらず、これまで鈴鹿は意図的に避けてきた。
そう、ヒル(ヤマビル、山蛭)である。
鈴鹿はヒルが多いことで知られており、その中心部は、鈴鹿の最高峰でもある御池岳・藤原岳の辺りである。

今日のためにいくつか作戦を立てておいた。
まず、ヒル除け剤(ヤマビルファイター)である。先週、インターネットでヤマビルファイターを購入し、おととい、靴とスパッツ、靴下、手袋等にスプレー済みである。
次いで、襟元は、山行にはめったに持っていくことのない手ぬぐいを巻く。状況によっては暑いかもしれないが、ヒルの恐怖には勝てない。
もちろん従来通り、虫除けスプレーを身体に掛け、レインウェアを着込んで腕まくりはしない等は当然である。

ちなみに、ヤマビルファイターも虫除けスプレーも忌避成分は同じである。
ヤマビルファイターの方が水落しにくいといったところか。
さて、ヤマビルファイターは効果があるのであろうか...


05/03
05:45 | 自宅発
06:45 | 鞍掛トンネル着(駐車)
07:05 | 入山
07:27 | 鞍掛峠
08:05 | 1056ピーク
08:28 | 鈴北岳
08:52 | 真ノ谷分岐
09:08 | 御池岳
09:22 | 御池岳発
09:35 | ボタンブチ
10:20 | ボタンブチ発
10:33 | 御池岳
10:59 | 真ノ谷分岐
11:04 | 元池分岐
11:07 | 元池
11:11 | 元池分岐
11:18 | 鈴北岳
11:40 | 1056ピーク
11:58 | 1056ピーク発
12:20 | 鞍掛峠
12:37 | 鞍掛トンネル


地図 ( 大 )


そろそろ暖かくなってきて、標高をかせぐには、鈴鹿がもっとも手っ取り早い。

自宅近くの県道沿い気温計は、14℃を表示している。

滋賀県側から御池岳へのアプローチは、国道306を利用することになる。
なんとなくR306沿いの気温計が目に付くが、4℃の表示である...

14の「1」の表示が壊れているのか?


カーブの連続する国道で高度が上がってくると、鞍掛トンネル手前(滋賀県側から見て)に着く。先着が2台いる。

車を止めて車外に出ると...寒いっ!

気温はなんと1℃である。

鈴鹿はこんなに寒いのか。


身支度をしていると、さらに2台やってくる。
三重ナンバーのおじさんと話をする。おととい御池に登ったらしい。ついでにヒルについて聞く。

・ヒルは気温25℃くらいにならないと、活発な活動はしない
・鈴鹿とはいえ、ヒルがいるのは谷沿いで、稜線沿いにはあまりいない
・この寒さでヒルがそう動けるわけないだろう
・山上部には、残雪がある
とのことであった。

この時期のこの標高で、雪装備など当然のように持ってきていない。ヒルの心配がなくなったのはよかったが。


二人の入山を見送って、私も入山する。


登山口から鞍掛峠までは植林帯で薄暗い。本日のコースでヒルがいるとすれば、この部分のみである。
薄暗いこともあって、足を止めることなく鞍掛峠まで急ぐ。


滋賀県御池岳鈴北岳稜線から 鞍掛峠から鈴北岳までは稜線である。間断なく風にあおられるため、急速に体温を奪われる。

完全に油断した装備のため、中間着は化繊シャツのみである。急いでシャツを着て登り続けるが、登りであるにもかかわらず汗は全くでない。

ヒル対策で持参した手ぬぐいが防寒目的で役に立っている。
もうあと着込める物は、非常用の下着くらいである。

登山初心者向けおすすめ


滋賀県御池岳鈴北岳カタクリ この辺りがもっともカタクリが期待できるところであるが、この寒さのためか、花はついているものの花弁は固く閉ざされている。


上はさらに気温が低いだろうか、などと考えるが時間とともに風は収まり、1056ピークに着く頃には暑くなってきていた。

上着を調節しつつ東方を望む。はるか遠くに、雪を抱いた日本アルプスの山頂部が霞の中に浮いて見える。
少し南に離れてひときわ高く見えるのは、御嶽山か。 滋賀県御池岳鈴北岳日本アルプス遠望


滋賀県御池岳鈴北岳雪渓この辺りから両脇の谷に雪渓が見られるようになる。
もちろん稜線上は雪はなく、雪装備も必要なさそうである。


しばらく緩慢な登りが続いた後ふと見上げると、鈴北岳が目前である。

ここから鈴北岳山頂までは、いわゆる胸突八丁である。但し距離はなく、10分ほどである。


滋賀県鈴北岳山頂 鈴北岳山頂はかなり広く、また、展望も360°に渡る。

東には日本アルプス、南は伊勢湾(?)、西は御池岳および日本庭園と呼ばれる丘陵地が眼下に、北は琵琶湖がうっすらと見えている。 登山初心者向けおすすめ 滋賀県御池岳鈴北岳日本庭園 滋賀県御池岳鈴北岳日本庭園 登山初心者向けおすすめ


登山道は、いったん日本庭園側に下り、日本庭園をぐるっと周回するようにつけられている。 絨毯のようなコケの感触を確かめたり、あちこちにある雪渓の固さを確かめたりで、のんびりと周回して御池岳(丸山)を目指す。


滋賀県御池岳鈴北岳真ノ池 右手に真ノ池を見た後、真ノ谷分岐からは真南に向きを変えて御池岳(丸山)への登りになる。

登山初心者向けおすすめ


この辺りからは、誰かが植えているのではないかと思えるほどバイケイソウが生えており、油断していると登山道まで埋め尽くしそうである。すごい生命力である。
ネコノメソウもちらほら見かける。
滋賀県御池岳鈴北岳バイケイソウ 滋賀県御池岳鈴北岳ネコノメソウ 登山初心者向けおすすめ


滋賀県御池岳山頂 緩やかな登りを詰めていくと、石灰岩だらけの御池岳(丸山)山頂に着く。

すでに10人ほどが休憩中で、私もほとんど休憩なしで来てしまったため一服する。

念のためヒルが食いついていないか確認する。

ガイドブックでは展望は望めないとのことであったが、潅木の頭越しにほぼ360°に渡って展望がある。


御池岳周辺の地形図(1/2.5万)はおもしろい。鈴北岳から御池岳(丸山)にかけては非常に緩やかであるが、南東面は等高線が非常に密に1mmピッチできれいに平行線を描いている。それでいて崖マークではないのである。

その境界にあたるのがボタンブチである。

きっとボタンブチからの眺めはすごいに違いない、と期待しつつ御池岳(丸山)を後にする。


緩やかに下ったのち笹原の中を行くと、突出した地形が2つ見えてくる。

東(奥)側にあるのがいわゆるボタンブチである。
西(手前)側のは、西ボタンブチとか天狗岩とか言われていたようだ。


滋賀県御池岳西ボタンブチ まず西側から展望を楽しむ。

南東面に鈴鹿の山々が一望である。北面は琵琶湖である。

足元を見るとなるほど切れ落ちている、が、確かに断崖ではない。
断崖ではないが、足を踏み外せば200mは止まりそうにない。


次いでボタンブチまで行き大休止とする。 滋賀県御池岳ボタンブチ 滋賀県御池岳ボタンブチ 登山初心者向けおすすめ


入れ替わり立ち替わり登山者がやってくるが、誰もが「おおっ」と声を上げる。

展望もすばらしいが、反対面に目をやるとなだらかな御池岳の山腹が広がっている。奥ノ平と呼ばれているようだ。
南面に展望、北面に丘陵と、交互に目をやりつつおにぎりと行動食を頬張る。

鈴鹿山脈が一望であるが、今の私は各山を同定できるほど慣れていない。あれが御在所かな、という程度である。

滋賀県御池岳ボタンブチからの展望 滋賀県御池岳奥ノ平

登山初心者向けおすすめ


去りがたいものがあるが、小雉ががまんできなくなってきたためボタンブチを後にする。

次々と登山者がやってくるため、登山道から思いっきり離れないと用を足しにくい。
登山道を少し離れると、シカの落し物があちこちにある。


下山は往路を戻る。


御池岳(丸山)山頂は人が多いのでスルーした後、日本庭園まで行く。

滋賀県御池岳鈴北岳元池 元池に行っていなかったため、分岐点から元池に向かう。
元池は完全に雪が溶けていて、池であることを確認できた。


再度分岐点まで戻り、鈴北岳に向かう。

鈴北岳も結構な人出で、食事したり写真を取ったり、昼寝している人もいる。


鈴北岳からの下りは、日本アルプスを眺めながらの下りである。
登ってくる人が多いためもあって、やや時間がかかった。


滋賀県御池岳鈴北岳カタクリ 今朝は固く閉ざされていたカタクリの花であるが、下山時には花弁を反り返らせていた。

ミヤマカタバミヤマエンゴサクも花を開かせていた。

登山初心者向けおすすめ 滋賀県御池岳鈴北岳ミヤマカタバミ 滋賀県御池岳鈴北岳ヤマエンゴサク

登山初心者向けおすすめ


PR Copyright 2006 © 登山初心者向けおすすめ